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■「情熱」を燃やすということ

“アニメーターの“線”というものは、時代によって流行があります。その時も、塩山さんの線がどうしても時代とややずれてしまわれているところがあって、塩山さんよりもはるかに若い方が、塩山さんの描かれたレイアウトを全面的に描きなおされていたんです。 で、自分の絵が跡形も残っていないレイアウトが手元に戻ってきて、そこから原画の作業に入られたわけですが、私がびっくりしたのは、原画が上がった時なんです。自分よりもはるかにキャリアが浅くて若い作(画)監(督)さんが描きなおしたレイアウトを、塩山さんがぜんぶ上からトレースしなおされていたんです。

――それはどういう意図があるのでしょう?

谷口 要するに、今の線を勉強しなおしたいということです。私、ここまでやっている若手のアニメーターを見たことがありません。あれだけキャリアがある人が今でも新しい線を吸収したいと思う。それこそ情熱が持続している証拠だと思うんですよね。”

■「情熱」を燃やすということ

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